monakanoyume

覚えていた夢などを書き出してみます。

夢の中で、私は美しい鶴(人のかたちをしている)の正妻だった。鶴はいつでも私への特別な気配りを忘れなかったので、私は女たちの中でも誇りを失わずにいることができた。「明日の朝、遠くに飛んでいって、しばらく彷徨っていようと思う」と鶴は告げた。女達…

あなたは彼のことが好きだった? 好きになりたいと思ってた 私はあなたのことを好きだった 知ってる 私はそのとき彼と寝た 知らなかった でももう星を見ることはできないね いくことはないとわかっていたから約束したの そのくらい好きだった … 彼は私にあな…

恋の短歌

君の屁の匂い嗅ぐ距離思い出す漬物の蓋台所にて

自傷行為としてのセックス

それは自傷行為だった。臭い、おぞましいものを、さもありがたがるかのように、擦り合わせる行為。何のために。断ることが、怖いのだ。 ある一人の人間に対して重度に依存状態にある時、私は不特定多数の異性と体の関係を持った。それはすごく気持ちが悪くて…

合理的な排尿

私は自分でした後に、排尿するのが好きだ。行為の最中に繁殖した大腸菌が、尿道から侵入するのを防ぐのだと聞いたことがある。でも、それを知る前から好きだった。必ず美味しいと保証されているデザートのような感じ。そして、尿が菌を洗い流すのだと知って…

神を失うため

人の肌はあたたかい。細胞じゅうの穴がゆるみ、私は輪郭を失う。一人でするのと全然違う。 3年間好きだった蘭が、この男と交際を始めたのをきっかけに、私は蘭を失った。蘭は私にとって全てだった。高校卒業後を共にする未来こそ見えなくとも、彼女を死ぬま…

彼女の最後の日

久々に君のラインを開いた。どくんと心臓を打つ。君は今どうしているか。それはもう子どもの頃に見た夢のように淡く、どこかで息をしているようには思えない。一階と隣接する庭園を見下ろせる石造りの美術館のロビーで携帯を片手に立っていても、誰も私に話…

少女がノートに書いたことが現実になる夢

何も楽しくない。いつ何が私を襲ってくるか分からない。私は高校の校舎の横に附属した、路線階段を登っていた。私の出身高校の風景ではないが、この階段は高校生である私が通う場所として、私の夢によく出てくるのだった。 2人の少女が階段を降りてくる。私…